昨日の続き。T先生にお話を伺っています。 Q: 「蝶々夫人」で一番有名な曲って何なんですか? T先生: 「蝶々夫人」の中でどころか、オペラの中で一番人気と言ってもいいかもしれない曲があります。 Q: えっ!? T先生: 蝶々さんが歌うアリア「ある晴れた日に( Un bel di, vedremo )」です。 Q: 2幕の最初に、いくら待っても帰って来ない旦那を想って歌う独唱ですか? T先生: NHK ニューイヤー・オペラ・ コンサートで人気投票をおこなった時、 第1位に輝いたアリアなのです! Q: へー! ここで突然、英語のO先生(中杉のもう一人のオペラマニア)が登場 O先生: この「ある晴れた日に」是非聴いてください! 往年の名歌手マリア・カラスが歌っています。 歌詞つきの動画ですので、 6日に配布された楽譜を見ながら是非! Q: この歌を生で聴けるんですね!楽しみです。あ!この配られた楽譜、地歴科のT先生の手書きの訳詞がついてるんですね。すごーい! T先生: ゆったりとした出だしの旋律は、 慎み深い日本女性を描いているかのようです。蝶々さんは、弱い立場の女性に見えるかもしれませんが、 ピンカートンを待ち続ける芯の強い女性だということが感じ取れますね。 声質としても、 より強い声を持つリリコ・ スピントと呼ばれるソプラノが蝶々さん役を歌うことが多いのです 。 Q: なるほど!イタリア語はわからなくても、意味をわかっていて歌を聴いたら、何か感じ取れるかもしれないですね😊